雪 の いと 高 う 降り たる を。 「雪のいと高う降りたるを」の現代語訳

学習指導案 矢口景子

雪 の いと 高 う 降り たる を

本文の意味を理解させる。 文法を理解させる。 当時の生活の仕方を理解させる。 挨拶 起立 礼 前回は二十九ページの三行目までをやりました。 今回はその続きからやっていきます。 では、前回の復習も兼ねて最初から八行目までを読んでもらいます。 (二名指名する)• そうですね。 冬でしかも雪が降った日と考えられますね。 そのことを頭に入れて本文に入っていきましょう。 「また、雪のいと高う降りつもりたる夕暮れより、」ここでの「いと」は、非常に・とてもという意味で使われています。 一行目の「いと」は、打消の接続助詞「で」を伴っているので、それほどは・たいしてという意味になります。 おなじ「いと」という言葉でも意味がちがうということに気を付けましょう。 「降り」は、「降る」という動詞のラ行四段活用連用形。 「たる」は、完了・存続を表す助動詞「たり」の連体形。 「端近う」は教科書にもあるように、室内の、最も庭などに近い所でという意味。 「おなじ心なる人」は、気のよく合う人・気の合う女房という意味。 ここまでを道して訳すと、(また、雪がとても高く降り積もっている夕方から、部屋の最も外に近いところで、よく気の合う女房が二三人くらい)となります。 「火桶を中に据ゑて」の火桶は、木製の筒形の火鉢で、火鉢というのは灰を入れた上に炭火を置いて、手や室内を暖める道具のことです。 「据ゑ」は、動詞「据う」のワ行下二段活用連用形。 「する」は、動詞「す」のサ行変格活用連体形。 「暗うなりぬれど」これは、暗くなってしまったが、という意味です。 そうですね。 空が暗くなったことを指しています。 「ぬれ」は、完了を表す助動詞「ぬ」の已然形。 「ど」は、逆接の接続助詞。 「こなた」は、教科書にもあるように自分たちのいる部屋の中を指します。 ここでは、女房たちのいる所です。 「火もともさぬ」の「ともさ」は、動詞「ともす」のサ行四段活用未然形。 「ぬ」は、打消を表す助動詞「ず」の連体形。 「おほかた」は、あたり一帯という意味。 「雪の光いとしろう見えたるに」のいとは、三行目の「いと」と同じ意味で使われています。 「見え」は、動詞「見ゆ」のヤ行下二段活用連用形。 「たる」は、完了・存続を表す助動詞「たり」の連体形。 ここまでを道して訳すと、(火桶を中において、いろいろ話などをするうちに、暗くなってしまったが、部屋の方には燈火もつけないでいるのに、あたり一帯雪の光がとても白く反射しているので)となります。 「火箸して」の「して」は、手段・方法を表す格助詞。 「掻きすさみて」の「掻き」は、動詞「掻く」のカ行四段活用連用形。 「すさみ」は、気の向くままに…するという意味で、「すさむ」のマ行四段活用連用形。 「あはれなる」は、しみじみと心打たれるという意味で、「あはれなり」の形容動詞ナリ活用です。 では、その活用を言ってもらいましょう。 「あはれなる」は、連体形になります。 「をかしき」は、滑稽である・おもしろいという意味で、「をかし」の形容詞シク活用です。 では、その活用を言ってもらいましょう。 「をかしき」は、連体形になります。 「言いあはせたる」の「あはせ」は、互いに…するという意味で、「あはす」のサ行下二段活用連用形。 「たる」は、完了・存続の助動詞「たり」の連体形。 「こそをかしけれ」の「こそ」は強調する役割を持っている。 これは、二行目の「こそ」と同じです。 「をかしけれ」は「をかし」の形容詞シク活用になります。 「をかしけれ」は、已然形になります。 ここまでを道して訳すと(火箸で灰などを手慰みにかきまわしながら、しみじみとした話にしても、明るい話にしても、互いに話し合うことは実に愉快なことである)となります。 訳も言ってもらいましょう。 まとめ 今日は当時の人たちが雪の日の夕方ごろをどのように過ごしていたのかをやりました。 また、ナリ活用や、シク活用や、係り結びの法則など重要な文法も多く出てきました。 次回までにきちんと復習しておいてください。 終わります。 挨拶 起立 礼• 指導内容確認 指導予定の内容をどの程度理解させられたか。 優・良・可・不可 板書は正確で見やすかったか。 優・良・可・不可 時間配分は適正であったか。 優・良・可・不可 発問と解答はかみあっていたか。 優・良・可・不可 説明は聞き取りやすかったか。 本文の内容を理解させる。 名前について考える。 まずは、今までやってきたことを思い出しながら最初から読んでいきましょう。 (指名音読) 板書しつつ解釈読解 モシ社会というのは下に説明があります。 場所は上の地図で確認してください。 「生後まもなくつけられる名は、生まれた時の状態、誕生に先行した出来事、身体的特徴などにちなんでつけられる」と、あります。 では、それぞれを書き出してみましょう。 (指名) これらは精霊へのメッセージと考えられています。 他にも、親から隣人や王にあてられたメッセージとしての名。 「神様が御存じ」、「どうだ、やっぱり」、「王様は私たちによくしてくださる」などがあります。 120ページ13行目に「名との関係で、子はいわば親からの屈折したメッセージの媒体であるにすぎない」とあります。 121ページ2行目に「正真の個としてのその子に最終的に差し向けられたものではない」からですね。 そうですね。 もちろんその子を呼ぶ時もあるわけですが、精霊であったり、隣人であったり、王であったりします。 「裏」や、「倉」などといったまったくつながりがないかのように名前が付けられていても、占い師などを媒介として類型化されて名付けが行われる。 一つの村に何人もいれば個の指示機能は弱いということです。 今日はここまでです。 起立、礼。 指導内容確認 指導予定のないようをどの程度理解させられたか。 優・良・可・不可 板書は正確で見やすかったか。 優・良・可・不可 時間配分は適正であったか。 優・良・可・不可 発問と解答はかみ合っていたか。 優・良・可・不可 説明は聞き取りやすかったか。 優・良・可・不可 東京成徳大学受講生のぺージへ.

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枕草子 香炉峰の雪 清少納言、 定子、イラスト 香炉峰の雪 枕草子 雪のいと高う降りたるを 清少納言 と 中宮定子 イラスト 絵 イラストつき随筆 清少納言枕草子 雪のいと高う降りたるを 例ならず御格子まゐりて 炭櫃に火おこして 物語などして集まりさぶらふに 「 少納言よ 高炉峰の雪 いかならむ」 と仰せらるれば 御格子あげさせて 御簾を高くあげたれば 笑はせ給う。 人々も「 さることは知り 歌などにさへ歌へど 思いこそよらざりつれ。 なお この宮の人にはさべきなめり」といふ。 雪のいと高う降りたるを 例ならず御格子まゐりて 炭櫃に火おこして 物語などして集まりさぶらふに 「 少納言よ 高炉峰の雪 いかならむ」 と仰せらるれば 御格子あげさせて 御簾を高くあげたれば 笑はせ給う。 人々も 「 さることは知り 歌などにさへ歌へど 思いこそよらざりつれ。 なお この宮の人にはさべきなめり」 といふ。 「イラスト工房ユニ 」 へようこそ 雪の多く降り積もった日のことでした。 いつもと違って格子を降ろして炭びつに火をおこして、 皆で色々おしゃべりをしている時でした。 定子様が 少しいたずらっぽい ご様子で 突然お尋ねになったのです。 「少納言。 香炉峰の雪はいかならむ? 」 私は答えないまま、 ひとに格子を上げてもらいました。 それから 雪景色が見えるように 自分の手で すだれ を高く持ち上げたのです。 定子さまは お笑いになりました。 他の人たちが 「 香炉峰の雪は簾を上げて看る という漢詩の古典は知っているけれど、 黙って簾を上げるって気が利いてるわ。 定子さまのお側には 本当にふさわしい人だわ 」 って言ってくれました。 私 もう嬉しくて嬉しくて。 <枕草子 第二百九十九段 より> 他愛ないエピソードのようですが、 敬愛する 定子 の笑顔を得て、 しかもその面前で他の人たちに褒められた嬉しさで 書き残さずには いられなかったのでしょう。 枕草子にたびたび登場する 中宮定子 は千年もの間に数多くの 定子ファン を生んできました。 ( 中宮は ちゅうぐう と読み天皇の正室つまり后のことです。 定子は普通は ていし と読みますが さだこ と読まれることもあります ) 権力者 藤原道長の娘 彰子の入内以来、 不遇に追いやられながら 常に明るく優しい笑顔を絶やさず 仕える人たちに慕われる人でした。 清少納言は不遇におかれた定子には胸を痛めなかったはずはありません。 しかし定子については 明るい光の中で微笑んでいる姿しか 描いていないのです。 この段は 格子などを下ろして建物内は暗かったけれど きっと外の明るく美しい雪景色を見たかった定子の意を察して格子を開け 簾を上げた清少納言の機転 と解されることが多いようです。 つまり 定子と知的なやりとりを交わして嬉しかった とか 自分の機転を他の人の言葉を借りて自賛した とか しかしそうではなく 定子のために出来るだけ明るく面白く振舞って 定子の館の雰囲気を少しでも明るく盛り上げよう と懸命につとめる清少納言の姿を表している と解釈すべきではないでしょうか。 だた この段が書かれた時期は不明とされます。 定子生存中なのか 死去後の回想によるものかはっきりしません。 299段なので後期の作だとも考えられますが。 定子はさまざまな不幸に左右された人ですが そのことに胸を痛めながら 定子のために出来るだけ明るく振る舞う清少納言の姿として解釈しました。 < 枕草子について > 清少納言が文を残し始めたのは 仕えていた中宮定子から当時は高価だった 料紙 を下賜されたことが直接のきっかけとされます。 この定子とはまるで運命的な出会い で定子なくしては枕草子は生まれなかったのです。 さまざまな理由があって定子は不遇に置かれることになります。 清少納言は中宮という身分にふさわしくない 古びた館に追いやられるなど政治的ないじめにあう定子を守りたてながら共にに戦い、その定子が若くして死去するまで忠勤をつくし孤軍奮闘する のです。 清少納言が勝気な言動をするのは 不遇の中宮を守るためには自分が強く闊達に振舞わざる得なかったためと考えられます。 仕える定子のことや自身のことも 悲しくつらいことは一行も書けない ということからそう考えられるのです。 わざと書かない というよりも とても書けないのです。 現代でも日記を書く人の中にそんな人は少なくありません。 楽しいことや嬉しいことばかりを書き残して 悲しくつらいことは一行も書けない という心の弱い人です。 著者が 表面的な振る舞いはともかく 繊細で心に弱い一面を持つ人だったことが 枕草子が千年以上も多くの人達に読み続けられる不朽の名作 となったゆえんではではないでしょうか。 イラストはコピーフリーです。 リンクを歓迎します。

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『雪のいと高う降りたるを』の品詞分解 枕草子 / 古文 by 走るメロス

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枕草子「雪のいと降りたるを」 問題 枕草子「雪のいと降りたるを」 問題 雪のいと高う降りたるを、 A 例ならず御格子参りて、炭櫃に火おこして、物語などして、集まり候ふに、「 B 少納言よ、香炉峰の雪、いかならむ。 」と、仰せらるれば、御格子上げさせて、 C 御簾を高く上げたれば、 aQ. 1 笑はせ給ふ。 人々も、「さることは知り、歌などに D さへ歌へど、思ひこそ寄らざりつれ。 なほ aQ. 2 この宮の人には、さべきなめり。 」と言ふ。 (第二百八十段) 問1 A 例ならず御格子参りてから、いつもだったらどうであると推測できるか、簡潔に記しなさい。 という言葉は、誰の何という作品を踏まえたものか。 時代は、前・中・後期まで答えること。 1 aQ. 1 笑はせ給ふから、誰のどういう気持ちが読み取れるか。 30字程度で記しなさい。 advanced Q. 2 aQ. 2 この宮の人には、さべきなめりとは、誰がどうだというものか、わかりやすく記しなさい。

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