阿 良々 木 暦 声優。 阿良良木历

暦「忍が僕に弱愛していてやばすぎる」

阿 良々 木 暦 声優

2017年初投稿になります! 今更ですが、 あけましておめでとうございます! なかなか記事更新することができていない状況ですが、なんとか暇とネタを見つけたら書きたいと思っていますので、本年もよろしくお願い致します。 年明けから傷物語の最終章・ 冷血編も公開され、今日はオフシーズンの最終巻・ 結物語の発売でしたね! やっとこさやってきた休日にとことん〈物語〉シリーズを楽しんできました! 傷物語・冷血編、集大成だけあっていろんな感情を抱かせるとても力のこもった作品でした。 6年間待たせただけはあります。 やっぱり映画館のスクリーンで見るのは別格ですね…! 羽川さんの色っぽさ、やばかった。。 そんでもって最後のシーンでは涙が出ました、そういえば本読んでる時も同じところで涙がでたような記憶がよみがえりました。 3部作通してみたいですね! ではここからは本題の結物語。 ネタバレ含んで書きますので、ご注意ください。 5年後の〈物語〉 スポンサードリンク オフシーズンに入り、もう無いんだろうなと思っていた阿良々木くんの語り部。 最終巻にて復活です。 「誰がしゃべってんだろ…?」と思って読んでいましたが 「僕」と出た瞬間に歓喜でした…! 時系列は阿良々木くんたちの高校卒業時から飛び、5年後。 大学も無事卒業し、警察学校も終え、警察官の研修として4年ぶりに地元を訪れる阿良々木くん。 自身の変化も含めて、いろいろなことが変わっている。 かつての恩人・友人・後輩・知人は一体どうなっているのか…。 阿良々木くんは警察官になっていましたね。 まあ一般の部署からすれば窓際部署ですね。 公的機関にも顔が効く臥煙さんすげえっす。 その第一試作号として発足した「直江津署風説課」。 そこでの4ヶ月が描かれています。 それぞれの進路 スポンサードリンク 結構な登場人物が出てきています。 みな5年分の進歩・成長をしているんですね。 ここまで細かく数年後を描いてくれる作品もあまりないので嬉しいです。 自身の嫌っていたキャリア組に。 生活安全課の人気巡査。 暦より一足先に警察官となった。 身長は180cm超。 さらに海外の大学もやめ、ダンススクールに通うべくお金を貯めている。 警察としての仕事を手伝うこともある。 現在はスポーツドクターを目指し(沼地の影響か)、病院でバイトをしつつ勉強中。 髪は腰まで伸びている。 それなりにうまくやっている様子。 暦と再会した時は女性バージョン。 直江津高校の守り神のように迷える生徒をさらに迷わせている。 斧乃木ちゃんを通して臥煙さんん仕事も手伝っている。 現在3作目だが、あまり売れてはいない。 中学卒業と同時に地元は離れている。 月火とは現在も交流がある様子。 海外でバリバリやっている。 暦とは遠距離恋愛。 海外住みの月火とはメル友。 大学在籍時、暦とは2回別れ、2回寄りを戻した。 アイドルのようになり、世界的VIPとなり、現在では世界的カリスマとして国際的な要人となっている。 世界の「ツバサ・ハネカワ」。 暦の地元の役場にて働いている。 髪を結わえて、メガネ姿。 かつての廃屋を購入しリノベーションした。 いやぁ、ツバサ・ハネカワさん、何者?!w 彼女が動くと世界情勢が変わるってもはや国際指名手配犯だよ。 それにガハラさんと阿良々木くん、何度か別れているようで、なんだか現実っぽいところもあるんですねえ。 そこで就職し遠距離。 しかも海外…。 うーんこの。 八九寺・斧乃木・その他専門家勢は残念ながら登場しませんでした。 みなさんはどのキャラの変わりように驚きましたか?キャラとキャラの関係性にも変化ありで、一番衝撃だったものをご紹介しましょう。 「あ…、阿良々木、なぜお前ここに…」 スポンサードリンク たまたまあった知り合いにこんなこと言われたら、ショックですよね。 でもそんなことが簡単に言えちゃう、だって大嫌いなんだから。 そう、 老倉育ちゃん。 みたび登場! なんと、あんなに険悪だったこの二人、なんとなくだけどいい感じになってる! それもそのはず、大学生のとき保証人などの関係で下宿探しに困っていた老倉さんを7年ぶりに阿良々木家に住まわせていたのです。 その後は老倉さんと羽川さんの尽力(脅迫)もあり、なんとか仲直り。 大学生活を3人でエンジョイしていたようです。 !? 3人?? 暦・ひたぎ・育…の3人?? こんなことしてたのに。 まじか。 最高かよ。 しかし、暦・ひたぎの2度目の別れにより激怒した老倉さんは阿良々木くんと4度目の絶交をしたのでした。 そんなこんながあっての役場での再会。 阿良々木「昼ごはん、一緒に食べない?相談したいことががあるんだ」 こんなこと普通に言える間柄になってたんだね、管理人は嬉しいよ。 老倉「乗ってやるわよ。 ランチタイムまでそこで待っているがいいわ。 」 乗ってくれるんだw老倉さん気さくw ちなみに相談とは、 ガハラさんと3度目の別れの危機に瀕していること。 これからの将来を見据えて話すうちにヒートアップしてしまったのでした。 このコンビ最高 面白やりとり スポンサードリンク ランチがてら相談にのってくれる老倉さん。 この二人がちゃんと普通に会話してる!! 阿「昔とぜんぜん、風景変わってるんだよな。 ショッピングモールもできてるし。 おごるから」 老「お前に奢られるくらいなら、 死を選ぶわ」 ツンデレってるなぁ 阿「ご飯に誘ったのは、やっぱ驚いたからだよ。 お前が生きて…おっと、お前が役場で働いていたことが」 老「 生きていたことに驚いてるんじゃないわよ。 誰が死ぬか」 阿「誰が死ぬか。 お前がそう言ってくれると心底嬉しいね」 食い気味のツッコミw 阿「はーあ。 僕、お前のことが好きだったらよかったのに」 老「なんだその気持ち悪い台詞は。 私の気分を害したことを死んで詫びろ。 私はお前が嫌いでよかったと、いつでも心から思っているわよ」 いいぞーw 阿「で、老倉。 どこに住んでるんだ。 どこを借りてるんだ」 老「執拗に私の住所を気にするんじゃない。 放火を企んでいるのか。 通報するぞ」 阿「僕が警察だけどな。 なんならそこにポリスボックスを設置するから」 老「余計なことをするな」 阿「交番のお巡りさんに、重点的に見回ってもらうことくらいなら、本当に頼めるぞ。 それくらいの人脈はある」 老「私を守るため?それとも私を見張るため?」 阿「マジで心配なんだよ」 老「うるさい。 心肺機能を停止させろ」 これなんか向かい合って飯食べながらやってると思うとめっちゃ可愛い(笑) 阿「あいつ(戦場ヶ原)も気にしてたぜ?卒業後のお前がいったいどうなったのか」 老「どう路頭に迷ったのか気にしてたんだろ」 阿「否定はできないんだけど」 老「 しろ。 否定を」 老倉さんおもろい 老「お前が今の仕事を辞めて海外に移住してから破局したらいいのに…」 阿「密かな願望がだだ漏れているぞ」 老「願いを人に言うことで、叶わなくしようとしているのよ」 阿「願いを本人に言うことで、お前が敵わない奴になってる」 老「決別だったらいいのに」 阿「 お前は僕について、何も願うな。 よろしくさえお願いするな」 二人ともイキイキしていますねw 阿「そうなるとお前は僕が移住するほうがいいって思ってるわけだ」 老「いえ。 お前が死ねばいいと思っているわ」 阿「僕はお前と話すのが楽しくてしょうがないよ。 これから毎日、役場に通ってもいいか?」 老「 そんなことをしたら、職権を乱用してお前の経歴を抹消する」 阿「マジの職権乱用をするな。 乱用じゃなくて乱心してるよ、お前。 普段から」 老「真面目な話をしていい?私の願いは、お前が移住したあと破局して、お前が海外で路頭に迷うことなのだけれど」 阿「真面目な話っていうか、シリアスな話になってるぞ。 お前の性格が」 老「この場で結論を出さないでよね。 私に責任が生じちゃうから。 事後報告だけして。 また笑いたい。 笑顔を頂戴、私の道化師さん」 阿「……」 老「何よ。 私には職権乱用してお前の個人情報を収集することだってできるのよ。 私を犯罪者にしたいの」 阿「 したくねえよ。 お前に手錠をかける未来がばっちり見えてしょうがないよ。 それを避けるために辞表を出したいよ」 老「実際、私の意見なんてあんまり参考にしないほうがいいわよ。 さっきも言った通り、私だって、まだお相手がいるわけじゃないんだから」 老「もしも、三十路を過ぎてもお互い独身だったら…」 阿「だったら?」 老「 お互いに絞め殺し合いましょう」 老倉さん劇場マジ最高 ラストシーン スポンサードリンク 別れの危機に瀕した阿良々木くんの出した答え。 かつての恩人・友人・後輩の変化に感じた違和感。 阿良々木くんの彼らしさ、それこそ、 全力で生きること。 今、目の前にあるものに全力で向かっていくこと。 それを失っていたからこそ、友人や過去の自分に劣等感や罪悪感を抱いていた。 全力で生きる、を決めた彼の答え。 「 警察を辞めなくとも、厳しい海外派遣制度を突破し、海外で活躍する立派な警察官を目指す、彼女と一緒にいるために」 でした。 そして喧嘩していたひたぎさんも同じことを考えていたようで 「正式にチームのマネージャーになる条件として、日本支部の設立」 を決めていたのでした。 あれ?すれ違い? それでも互いが互いを思いあっての決断。 これからのことはこれから考える暦くんです。 そしてオフシーズンの最後は海外移住のための語学力チェックで締めています。 「I LOVE YOU」 「暦、蕩れ」.

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阿良良木历

阿 良々 木 暦 声優

简介 《》男主角,担任大部分故事的旁白。 思想龌龊,品行恶劣,喜欢。 头脑并不聪明但数学成绩优秀。 待人温柔,经常帮助女生,把命都能搭上的那种。 精确、恰到好处,是剧中的吐槽担当。 阿良良木一家的名字都和日历有关。 实际上是由于《》第12话中(原著中也有),与阿良良木约会途中故意口误,并因此流行起来。 附出处• 也能理解,萝莉奴隶的肋骨玩不到了,换来的女友婴儿Play玩腻了,只好去紧抓尸体女童的肩胛骨了。 (指本条目引用的垃圾君名言) 技能 吸血鬼もどきの人间:一定范围のぷく をサイズアップさせるよ 一定范围内puc size增大 特别な证:こよみぷくが出现したあとはじけるよ 出现数个垃圾puc并爆炸部分 谨贺新年:中央と左右のぶくをサイズアップさせるよ 使中间和左右的puc size变大 ハッビ一ホワイトデ一:タッブでランダムな效果が发生するプレゼントを出现させるよ 出现点击后发生随机效果的礼物.

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『化物語』名言・セリフ集~心に残る言葉の力~

阿 良々 木 暦 声優

注意 この作品は西尾維新作品、化物語などのシリーズ作品、物語シリーズと週刊少年ジャンプ作品、鬼滅の刃のクロスオーバー作品です。 どっちの作品も好きじゃない!興味もない!作者は無能!お呼びでない!!!!!!といった方はもろ地雷原なのでブラウザバック推奨です。 私は鬼滅の刃アニメ勢です。 化物語は傷物語の映画とアニメ全てを一回ずつ見ておりますが正直記憶が薄いです。 将来的に電子書籍で鬼滅の刃は買う予定ですが、多少辻褄が合わない可能性があることを御許し下さい。 多少ネタバレあり、かも? 私の考えているところだけですので時系列は飛ばします。 今回は読み切りで書かせていただきますが、もし評判が良くて構想が浮かんだら続きだします。 今から始まる物語は柱合会議あたりの時系列イメージです。 キャラ崩壊あるかもしれないです。 できる限り無いようには努めますが。 それもご了承いただきますよう。 読んだな??読みましたね??? 大丈夫な方はそのままスクロールとか次ページとかお願いいたします。 アッ言い忘れてました多分今一発書きしてるのでしばらくしたら清書のため修正を何度かします。 それでもよろしければどうぞ。 [newpage] べんっ!!! べんっべんべんべべんべんべんべんべべんっ!!!!!! [newpage] ベットで寝ていたはずだった。 布団の暖かいぬくもりに包まれて、ああもう妹たちに起こされる時間帯かなと思いながらもやはりこの人類特有の快楽に抗えそうになかった。 最近の気候の穏やかさは素晴らしいと思う。 寒くても、温かくても、この心地よさからは離れたくない。 僕には愛する恋人がいるけれども、これは全人類共通の恋人なのではないかとも思うくらいだ。 それくらい、もう熟睡して爆睡してこのまま……あと二時間、とつぶやきたくなるほどには快適な時間を過ごしていたはずだったのに。 妙な音が、聞こえた気がした。 無意識にひゅ、と嫌な呼吸音が自分から聞こえる。 なぜ、と思う間もなく。 自身の体の熱が、徐々に冷めていく。 温かかった体温は、徐々に外気温に耐えるためさらに上がっていく。 上着は手元になく、何故か衣装は高校時代の制服になっていた。 以前まであった怪異沙汰は解決したというのに。 「……嫌な予感がする」 なぜこんな動物的直感は消えてくれないんだ。 気付いた時にはもう遅かった。 声に出す前に、驚く声を出す前に。 足元にあったはずのベット……いや、床そのもの ・・・・・ が消失した。 え??? ちょっと待って? 「おっかしいだろおおおおおおおおおおおおっ!?」 僕は落ちた。 上空8000メートル以上からなのは間違いなく、落ちていた。 少し上を見上げれば白い大雲が溢れ、地上の方に顔を向ければ人がごまよりも小さく見える。 だが、逃げ出したい現実 寒さ は、僕をどうやら夢見心地へと逃がしてはくれないらしく。 こんな空から落ちているんだ、当然寒いなんてものじゃない。 己の体温を全て奪い尽くさんとするほどの寒さ。 人間だったら絶対に耐えられない。 天空から、まるでこのまま地上にいる素敵な少年に抱えられる少女のごとく、落ちていた。 後ろに雲が見える中、周りを見渡してみれば明らかに現代でない様子。 昼を少し過ぎたかと思える頃、地上を吸血鬼の力を使った ・・・・・・・・・・・・ 目で見れば、人はみな着物を着ていた。 そして周りは木に囲まれている、大きな屋敷の下に僕は。 「あ?」 真っ赤な炎を纏った状態 ・・・・・・・・・・・ で落ちていた。 「あ、あ。 あああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?」 その感覚を僕はよく知っていた ・・・・・ けれど、それは確かに解決していたはずなのに。 「熱い!?熱い熱い熱い熱い!!!死ぬ!!!!死んじゃうだろこれ!?!?どういうことだ!?何で僕は知らない土地に飛ばされてあの状態 ・・・・ で燃えてんの!?」 そしてそのままの状態で、地面と熱い 誤字にあらず 口づけをした。 おかしい。 待て、そもそも僕はなんで吸血鬼の力 ・・・・・ を普通に使えているんだ。 あの時以降リンクを繋ぎ直してからはあまり使えなくなってしまった鬼の能力。 専門家に鬼になりすぎて人から離れてしまったが故に使用をさらに厳禁されたと言うのに。 意識する間もなく普通に ・・・ 使っていた。 何も考えずに、それがまるで当たり前であるかのような。 眠くなったらそのまま眠りにつくようなそんな自然さで。 だが、一人黙考していることを許してくれるほど現実は甘くない。 辺りを見渡せば燃え盛る炎の他に、人、人、人。 そしたら聞こえる刀を抜く音。 そうだな、江戸時代から大正時代のような時代背景だったね、空から見た様子だとね? だけどこれってさぁ? 「何者だ!?鬼か!?」 ちょっと待ってくれよ、神様よ。 僕が一体何をしたっていうんだ。 いや、確かに「元鬼」だったけどさぁ!? 学ランに何か羽織を着ている二十歳前後と見受けられる少年少女が、燃え盛る僕に刀を向けて取り囲むなんて一体どういうことなんだよ……。 誰にも聞こえないように小さくため息を吐きながら、この先どう生きていくかと頭を巡らせた。 [newpage] 「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」 そう鬼を連れた少年が叫んだ瞬間だった。 空から隕石のような何かが降ってきた。 燃えた肉の匂いをさせながら、苦しむ声が聞こえる。 熱い炎は消えることなく、ただひたすらその鬼を殺すことだけにあるかのように燃え盛る。 通常であれば焼け尽きてそのまま死んでいるはずの鬼は何故か息絶えることなくさらに暑く燃え続ける。 首を撥ねなければ死なないのか。 太陽を克服した鬼など聞いたことがない。 ここは産屋敷邸宅。 御館様に危険があってはならない。 御息女に連れられたお館様は驚きながらゆっくりと着席された。 鬼の箱を持つ不死川実弥以外の全員が、その何かを取り囲むように集結し、刃を振りかざした。 悲鳴嶼が呟く。 「どうしてこの場所が分かったんだ」 胡蝶が動揺する。 「守りの様子は?!」 伊黒が見渡す。 「隠は何をしていた!!!」 冨岡が慌てる。 「お館様を守れ!!!」 不死川が叫ぶ。 「柱は全員攻撃態勢に入れェ!!!」 成人はしていない背格好、黒い短髪に黒い学生服を着たおかしな鬼。 前代未聞の事にその場にいたほぼ全員は混乱した。 それもそうだ、あまりにも不明な事柄が多すぎる。 この時間帯に侵入できるものなどいるはずがない。 この屋敷と、刀鍛冶の里には厳重な警備態勢が敷かれている。 ここにたどり着くどころか居場所を知るには相当な経路をたどらなければ不可能だというのに。 ここに敵が侵入することはないだろうという油断。 だが、その安心が今を作ってしまったとしか思えない。 急いでその生物の首を撥ねないと、お館様やあまね様、ご子息やご息女に危害が及んでしまう。 宇髄は吐き捨てる。 「おい鬼!!!お前一体どこから入ってきた!?」 俺も咆哮する。 「俺にも聞かせろ!お前は鬼舞辻の手の者か!?」 刀を鬼の首周辺に一斉に向けながらも、決してとどめは刺さない。 まだ、死んでもらうわけにはいかないからだ。 今死んでしまったらどうやってこの場所までたどり着いたのかがわからない。 分からないまま死なれてはどこに逃げたらいいのかがわからないまま危険を産屋敷邸に晒してしまう。 親愛なるお館様たちを危険にさらしたまま死亡を許すなど、柱として絶対に許せることではない。 鬼は苦しむ声を止めぬまま、答えない。 一向に話されることのない現状に、俺たちは苛立ち始める。 「鬼は信用しない、信頼などもってのほか、早く答えろ存在自体が罪の鬼」 「ああ可哀そうに、まだ子供ではないか……答えてさえくれれば、殺してやろう、殺して楽にしてあげよう……南無」 「お、お館様!この後はいかがされましょう?私はお館様のご意思に従います!」 「どうせ覚えられないので……お館様さえ無事ならば、それで構わないです」 そう慌てた俺たちは、確かに一番この中で信頼できる当主、産屋敷耀哉に真っ先に目を向けていたのだった。 お館様は、困った顔をして周りを見渡していた。 「ごめんね、まずはどういう状況になっているのかを教えてくれるかな?」 盲目になってしまっていたお館様に対して、ご息女の片割れが静かに答え始める。 「黒髪で黒の学生服を着た鬼の少年が、燃えながら空から降ってきました。 既に死んでいてもおかしくないほどの時間が経過していますが、一向に消滅する傾向が見えません」 その言葉を聞いて、何度かふむ、と頷く動作をされたかと思うと、ゆっくり音のした方向に向かって目を向けられた後に。 静かに指示をするために口を開かれた。 「なるほど。 そうだね、まずは……行冥。 その鬼らしき人物を屋敷に運んでくれるかな?」 「……しかし」 悲鳴嶼さんが渋るのにもうなずける。 何故ならお館様から離れさせるべき鬼を、お館様に近づけるということなのだから。 だが、それでもお館様は微笑んで譲らない。 「大丈夫、なんとなくしかわからないけれど。 多分彼はどちらかといえば安全な方の鬼だ。 私の直感を信じてほしいな。 彼は今、日向でずっと苦しんでいるらしいが、日陰でいい。 どうして此処に辿り着いたのか、聞く必要があるとおもうんだけど、どうだろうか」 「………御意」 悲鳴嶼さんは、日輪刀を使うまでもなくその燃えた状態のままの少年を素手でつかみ上げたかと思うと、すたすたと歩きながらお館様から少し離れた位置の畳の上に、ポイと落とした。 「あいたっ!?」 少年は声をあげて落ちたかと思うと、蹲りながら「いってぇ……」と頭を擦っている。 プスプスと萌えていた炎が消えていく。 確かに太陽に焼かれていたはずなのに、その炎は綺麗に消え去り、肌も元の人間らしい色に戻っていく。 まるで、最初から日に当たってはいなかったかのように。 鬼化はしているが、話は比較的まともに通じそうだ。 だが、鬼。 もしこちらに対して敵対心があれば、即刻切り捨てる。 そういった覚悟を持って刀を直ぐに抜けるように手で構えたまま、お館様に向けて跪いた。 「手荒い歓迎ですまないね。 私の剣士 こども 達は、少し過保護なきらいがあるんだ」 微笑みながらも、目の奥に見える憎悪の炎は消えることなく。 少年にそっと近づくさまを見て思わず口を挟もうとしたが、手で制されてはこちらも動けない。 お館様の意思は、鬼殺隊総員の意。 逆らう気は毛頭もないが、せめてご自身がどれだけ俺たちにとって大切な存在なのか自覚して頂きたいのだが。 皆が緊張のあまりに息をのんだ瞬間、その少年は肝が据わっているのかその周囲の刃に目を向けることなく、お館様の前で正座し、口を開いた。 「けほっ、すみません。 お見苦しいところをお見せしました。 それで……あの、緊迫感募る中非常に申し訳ないんですが。 まず、こちらからひとつ、質問してもいいですか」 何を言い出したんだこの鬼は。 無礼だと思った。 こんなに多くの刀を武装した柱に対して、口を開くどころか、お館様に向けて質問をいきなりするなど。 「……いいよ。 何が聞きたいのかな」 お優しい御館様は微笑みながら顔を鬼に向ける。 まっすぐな目をした少年は、すこし燃えた後の灰の匂いをさせながら、真剣に尋ねた。 「ここって、年号だといつになりますか」 最近の鬼は年号を聞くのが流行っているのか。 そう呟いた鬼連れの少年の発言は一体なんなのだろうか。 [newpage] 御館様と呼ばれた男性は静かに返答した。 「たい、しょう……!?」 そんなことがあるか。 そう言ってしまえばきっと楽になれただろう。 だが、それを口にすることはきっと許されなかった。 こちらに目を向けている少年少女たちは刀から手を放していない。 うかつな発言はこちらに切りかかる合図に変わると自分で理解しながら、相手の反応を待った。 「何か、不思議なことでもあったのかな?」 穏やかな低音を持つこの男性は、きっとここの一番偉い人なのだろう。 そこにこんな不審者が出てしまったから、きっと怯えられている。 そして、気になる事とすれば。 先程から彼らが口にしている「鬼」という単語。 彼らの言う「鬼」と、僕が行動を共にしている「鬼」はきっと、近いようで遠いのかもしれない。 確信はないが、きっとそうだろうと今は考えておく。 「……そうですね、戸惑うことばかりです。 ……どうでしょうか。 ここは、あなたの知りたいこと、僕の知りたいことを交互に問うていくのは」 殺気が、この場で充満したのが分かった。 本当だったらここで僕が必要以上に口を開くのは許されないことなのだろう。 だが、今ここで開かなければきっと僕のことを殺しに来る。 だがこれ以上に今を知る方法は無いと思った。 きっと今以外は鬼に対して誰も口を聞いてくれないから。 死ぬ訳にはいかない。 それだけは、避けなければならない。 二人の少女と、約束したから。 守らないといけない。 二人を、悪鬼羅刹にするわけにはいかないから。 「貴様!!!素直にお館様の仰ることに応えていればいいものを、言わせておけば……!!!」 耐えきれなかった傷だらけの青年が少年から離れて、屋敷に一歩踏み出そうとした。 _____だが。 「実弥、だめだよ」 お館様という男性が止める声の方が、一歩早かった。 「お館様!!!ですが、この鬼はあまりにも無礼が過ぎます!!!御館様に対して軽々しく口をきくなど、あってはならない事です!このままでは隊のためにもなりません!!!!」 どうやらお館様という人と僕を関わらせること自体がそもそも嫌らしい。 僕だって怪異転がしと呼ばれた女性が僕の妹に向かって色々やらかしてくれたり暴言を吐いた時には殺意が湧いたし実際戦いもした。 だが、この中で一番発言力のある人物と会話ができるのなら好ましいのだ。 引くわけには行かないので、どうかこのまま大人しくしていて欲しいんだけど。 すると、何から言い始めたらいいのか悩んでいる男性を見つめながら、お館様という人は顔を向けた。 「ごめんね。 心配してくれるのはうれしいけど、今回に限っては私のほうが適任だ。 少しの間でいい。 彼と話をさせてくれないかな」 少し困ったような顔をさせて言葉を連ねた彼を見た。 傷だらけの男性はなぜ分かってくださらないと心底こちらを恨むように睨みつけて、本当に渋々といった態度で後ろに下がった。 「……大変失礼致しました。 誠に申し訳ございません、お館様」 口を開いて、そっと下がらせたお館様に対して不満げな顔をさせながら、男はまた先程の場所まで戻った。 そしてお館様と呼ばれていた男性は、もう一度僕に向き直ると、再度口を開いた。 「待たせたね。 交互の質問だったかな?いいよ。 ……君は先程年号を聞いたね。 それじゃ今度はこちらの番だ」 「はい、なんでしょう」 周囲の少年少女は静かに己の君主から発せられる言葉に耳を傾けている。 その君主であるお館様は深刻そうな顔で、口を開いた。 「君は、鬼かな?」 「…………」 答えない。 いや、答えられない。 いや、答えたいが何と答えたらいいのかわからない。 だが、無言は肯定と受け取られているし、ここで無言でいるのはあまりいいことではないだろう。 そして、嘘をつくのもよくない。 正直な感想を口にした。 「……すみません、言葉が出てきませんでした。 少し複雑な事情があるので、何も知らない状態で、その質問に答える前に。 もう一つ、違う質問をしていただいてもいいでしょうか?」 鬼であることは間違いないはずなのに、どうして言い渋るのだろうか。 分かり切っていることをわざわざお館様の口から聞かれたというのに。 そういった顔を、周囲の人間はしている。 だが、きっとこれは勘違いから始まる殺気のような感覚があるのだ。 おそらく彼らはしらないのだろう。 キスショットという一人の女を。 「……わかった。 では違う質問をしてから、今の質問は答えてもらおうかな。 正直知りたいのはこちらの質問だしね。 君は、鬼舞辻無惨という男に聞き覚えはあるかい?」 剣士全員と、後ろにいた忍者のような人たちの顔が険しい顔つきになる。 ここでもし、僕が知っているなら、全員で命を刈り取らなければならないといったような緊迫感。 口を開くのさえ叶わないだろう。 ______だけど。 「きぶつじ、むざん?……いえ。 そんな、漢字でなんて書くのかわからない名前は初めて今聞きました」 だからといって、言わない理由もないけど。 何も言わなければそれこそ命を失う道筋を辿るだけだ。 「!?」 周囲を見たのだが、そんなにおかしなことを言っただろうか。 お館様という人と縛られて地面に転がっている少年の顔が驚愕に変わる。 他の人たちもどうやら動揺しているようだった。 僕には心を読むなんて能力はないので、どんなことを考えているのかはわからないけれど。 鬼舞辻無惨の名前を出して、無事でいる 普通であれば呪いが発動して、殺されるはずなのに 一体何者なのだこいつは 囁き声が聞こえたけど、僕の耳には届かなかった。 少しほっとしたお館様が、穏やかな表情に変わっていく。 この問答はどうやら僕の命に関わることだったらしい。 「そうか、ありがとう。 君は無惨の直接の関係者じゃないんだね。 その返答によって、君はひとまず無実だということが証明された」 にこにこと微笑みながら彼はそう語る。 そんなに? 名前を呼んで、知らないと言っただけで? 「……? そんなに、大切な情報だったんですか?」 「そうだね。 君がもし無惨から生まれた鬼だったのなら、今名前を口にした時点で呪いによって死んでいる。 なら尚更わからないな。 もう一度さっきの質問に戻ろうか」 とんでもねぇ鬼もいたもんだな。 名前を呼んだだけなんて、マジで怖いんだけど。 僕の鬼がキスショットでよかった。 勝手に死なないし。 いや、ほんと名前呼んだだけってその人の眷属はどうやって生きていくんだよ。 「……」 さっきの質問のことを思い出して、悩む。 なんて言ったらいいのだろうか。 そのきぶつじ?という鬼以外の鬼が僕の主だったんですって言えばいいのか? まず口で言っただけでわかってもらえるのだろうか? 「ここは鬼殺隊。 鬼舞辻無惨から生まれた鬼たちに殺された、被害者たちが多く集う鬼殺の剣士の集う場所」 だからこんなに僕を見て殺気立っているのか。 要するにこれ影縫余弦が憎しみを持って僕を殺しに来たみたいな感じだよね? いや、それもまた違うか。 要するに、僕の存在よりも僕が鬼であるという事実が彼らの地雷であるらしい。 だったらあいつを連れてきていたら即殺か。 なんてこった、詰んでるなんて言葉が今の状況にぴったりじゃないか。 「だが君は、鬼にほぼ必ず発生する鬼舞辻の呪いが発動しない。 君は一体どういう存在なのかな?」 再び訪れる質問。 だが、これはなんとも。 なんて答えたら正解なんだろうか。 まとめるのは正直苦手なんだが、答えねばこちらも殺されるのでぽつりぽつりと口から言葉を続けていく。 「……分かりました。 答えます。 ただ、もう一度確認させてください。 ここの人たち、いえ、ここの世界の人たちは大正時代に生きていて、敵である鬼は鬼舞辻無惨というものから誕生しているのですね?」 まずは、はっきりさせておこう。 間違いがあってはいけないので、しつこい様かもしれないけれど、もう一度確認する。 「そうだね。 正確に言うなら平安時代から生きている鬼、鬼舞辻無惨の血液を媒介にして鬼ができる。 その鬼を殺して、被害者を一人でも減らし、鬼舞辻無惨を殺すことが私たちの悲願だ。 君はそんな私たちの敵なのかな?」 お館様という男性が、ついに僕の目前まで足を進めて、しゃがみこんでこちらに目を合わせた。 嘘は、つく必要がないし、つく気もない。 断言するように、言葉を放つ。 「僕は確かに鬼です」 周りが少し動いた。 小さな声で、やはり殺すべきだという声が聞こえるがそれはきっと不可能だ。 先程から己の様子を見るに、今の僕はどうやら昔の僕 ・・・ に戻ってしまっているようだから。 斬られる程度で、死ぬわけが……死ねるわけが無い。 「でも、貴方たちの敵にはなりません。 いえ、なろうと思ってもなれません」 お館様という男性が何か言おうと思ったのか、少し硬く閉じていた口を開こうとしていた。 それを遮るかのように、蛇を従えた男性がこちらに向かって言い放つ。 「鬼であるお前がこちらにどう説明しようと、どう言おうと口では簡単に味方だといえるんだ。 これだから鬼は。 嫌い、大嫌いだ。 生きているだけで、存在しているだけで人間を捕食していく愚かな鬼が」 気持ちはわからなくもないが、ここまでこの世界の鬼は最低なの? キスショットなんてまぁ人は食べてたかもしれないけど最近はドーナツばかり食べると言うのに。 この前も楽しみに僕の分も含めて買っておいたら全部食べられてしまった。 もちろん喧嘩して負けて謝ったんだけど。 「こら、小芭内」 小芭内と呼ばれた青年は心底うんざりした顔で、こちらに目を向けていた。 「お館様は少し甘すぎるきらいがあるようですが、鬼であるのなら殺してしまったほうが話が早い。 生かす価値もない。 いくらお館様の仰ることでも、この男の発言をそのまま鵜呑みにするのはよろしくないかと」 生かす価値もないって……僕これでも誰かの血を吸ったことないんだけど……。 鬼舞辻無惨という鬼は一体どこまでやらかせばここまで人間に嫌われるんだ……。 僕に対する態度がだんだん悪化してきている。 「駄目だ。 無惨と関係がないという証明ができた以上、彼は今ここに歓迎される鬼である可能性もある。 いったん静かに話を聞いていて欲しいんだ」 静かに立ち上がったと思えば、そのまま青年に顔を向けるべく移動したお館様。 こちらから顔は見えないが、少し怒っているようだった。 「……ですが、善良な鬼など存在しません。 このままでは階級が下の者にも示しがつきません。 いくらお館様でもされていいことといけないことがあると思われます」 いるのに……ここにいるのになんで本当にここまで言われなきゃいけないんだ……。 もしその鬼に出会えたら絶対恨み言を吐かせてもらおう。 「だが、無惨と違う鬼だ。 これだけで十分戦力になるかもしれないし、敵対する可能性のある勢力を私は野放しにはしたくないな。 小芭内の気持ちはたしかにわかるけれど、それでも私は無惨の尻尾は話したくないんだ。 ……分かってくれるかな」 そう言われて納得したのか、それとも納得できなかったがこれ以上口を挟んでも納得して貰えないと理解したのか。 発言した青年は静かに頭を下げた。 「……差し出がましいことをしました。 御許し下さい。 お館様」 すると先程までの顔つきから少し緩ませつつ静かに立ち上がった。 「ごめんね。 ありがとう、小芭内」 そちらの事情はそのまま解決したのだろう。 仲間内での会話のズレはたしかによくある事だけど、僕は勝手に動けないのでいい加減足がしびれてきた。 今つつかれたら絶対笑いものにされる。 誰かってそりゃ忍にだけど。 ………早く済ませたいな。 忍に笑われる前に。 「待たせて悪いね。 続きを話してもらってもいいかな?」 本当に申し訳なさそうに言ってくれるんだけど、それでも僕に対して警戒を弛めてくれない周りをどうにかしてくれたらそれでいいんだけどな。 「いえ、お気になさらないでください。 それで、続きと言いますがどんな話でしょうか」 お館様はうーんと悩ませた後に、そうだ、と手を叩いた。 「そうだね。 なら、こうしよう。 私たちの敵にならないという証明はできるかい?」 体がこっちを向いた。 どうやら長い間立ちっぱなしはよろしくないらしい。 白い童女に連れられてゆっくりと腰をおろしてから、こちらにまた目を向けていた。 はっきりいってしまうと、できる。 できるが、した瞬間に斬り殺される可能性がある。 できれば、避けたいんだけど。 ほんとに、避けたいんだけど。 「できるか出来ないかといえば出来ます。 ただ、今から話すことと行うことをお許しいただけるのであれば、ということになりますが」 あーこわい。 できることなら震え上がって命乞いをしたい。 いくら不死身になったって怖いものは怖いんだから。 「……ちなみに、何をするのか聞いてもいいのかな?」 あー。 大丈夫かな……。 いきなり殺されないよな? いくら死なないとはいえ殺されたくないよ僕? 「私……いえ、僕の中にいる鬼を今から呼びます。 姿形や気配がその鬼舞辻と呼ばれる鬼と似ていなければ、ひとまず殺さないでいてくれますか」 な、と唖然とする声が聞こえる。 いや、僕だって正直今呼びたくない。 多分この時間帯は、寝ている時間だろうし、僕でこの待遇なのだ。 忍を見せたらより悪化するに決まっている。 だけど、こうする以外に証明する方法を僕は知らない。 それにきっと、忍は起きている。 不思議な現象のせいで時間の感覚がおかしいから。 ふむ、と彼は少し考えこんで。 「わかった。 いいよ。 剣士達 こどもたち 、私に対して危険な行為をしてこない限り、手は出さないでね」 「お館様!?」 周りの人間が立ち上がる気配がするが、お館様が決めたことならばと悔しそうな顔で再び跪いた。 本当にここお館様の命令には従うんだな……すごい忠誠心だ。 「それじゃ、頼むね。 あ、今更だけど自己紹介をしようか。 私の名は産屋敷耀哉。 君の名前は?」 そういや言ってなかった。 お館様って呼ばれているのを聞いてただけだし。 凄い名前だ。 絶対聞かれただけじゃ書けないな。 「阿良々木暦です。 よろしくお願いします。 今から呼ぶ鬼は……あー。 すみません。 こいつは名前がちょっと特殊なんで呼んでから教えますね」 怪異の王だとか怪異殺しだとか吸血鬼だとか。 名前もひとつじゃないしな。 いや本当はひとつだけど。 「特殊?」 不思議そうな顔をしていたが、そろそろ呼ぼう。 不機嫌な顔をさせたいわけじゃないし。 「僕が今この状態ってことは、大きい方かな。 おい、キスショット。 起きてるか?」 そう呼びかけた途端、待ちくたびれていたかのように、屋敷の影に紛れていた僕の影から一人の女が出てくる。 金髪の髪に赤いドレス。 妖艶に笑むその女は人間ではなく、怪異の王、吸血鬼という名の「鬼」。 いつもの幼女の格好ではなく、全盛期のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードその人、いやその鬼である。 「呵々、呼ぶのが少々遅いのではないか?我が主様よ。 いい加減待ちくたびれたぞ」 [newpage] 刀を抜く音は聞こえず、周囲の人間はその女を見て動けずにいた。 それは確かに美しいという形容詞に当てはまるから、といった理由もあるだろうが。 どちらかといえば、刀をこちらに向けた瞬間に死んでしまうから、といったほうが早い。 それだけ、全盛期のキスショットは敵に回ると厄介だ。 「仕方ないだろ、僕だって死にたくない。 お前と戦場ヶ原を殺人鬼にしたくないからな」 「それは殊勝な心掛けじゃ。 儂に戦わせないというのは結果的には人類にとって良いことだからの。 その心がけ、常に意識することを忘れるでないぞ。 それで?儂をわざわざ呼んで、まさか何もないわけではなかろう?」 今僕たちは強い鬼の状態なので、太陽の下に出るわけにはいかない。 屋敷の中で、キスショットは僕の近くに座り込んだ。 その隙に、紹介のために産屋敷さんに話しかける。 「……そうだった。 すみません。 紹介が遅れていました。 この鬼、いえ。 この吸血鬼がキスショット。 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。 通称怪異の王です。 本来であれば力の大半を失った幼い少女の姿のはずなのですが。 今は何故か完全体なんですけど」 すり寄ってきたキスショットの頭をなでながら、そう伝える。 って言って簡単にのみこめる訳もなく、周りの人達は混乱ここに極まれり、と言った顔だった。 目が見えていない産屋敷さんは、小さな童女にまた聞いているようだった。 「それで一体何が起きたのかな?」 「屋敷、いえ、彼の影の中から赤い装いをした金髪の美女が出てきました。 こちらを襲う気配はなく、彼に寄り添っています」 彼女の言葉に満足そうに納得した彼は、そのまま目線を別に向けた。 「なるほど。 それならば炭次郎。 君の鼻でまずは証明して欲しい。 彼女は鬼舞辻の関係者かな?」 問われて、縛られている少年が確かな口調できっぱりと断言した。 「いいえ、お館様。 俺は至近距離で嗅いだ鬼舞辻の匂いは間違いなく覚えています。 今まで嗅いだ匂いをわすれたこともありません。 だからこそはっきり言えます。 この女性は確かに鬼ですが、俺たちが探している鬼舞辻無惨のものとは別です。 無関係といっても過言ではありません!」 その言葉を聞いて、お館様の安心した笑みが深い。 忍がもし関係者だったら拷問とかも有り得たかもしれない。 …………どうやら本気で助かるらしいぞ、忍。 「我が主様よ。 おそらくここは神秘にあふれた平安時代相当の怪異にあふれた大正時代。 我らが生きていたあの時代よりも儂らの血、もしくは力が強まってしまったと仮定しよう。 ここはしっかり説いておかんと後々面倒なことになるぞ」 通りで。 僕やキスショット 忍 は本来吸血鬼もどきの人間と、人間もどきの吸血鬼だったはず。 なのにここでは全盛期の吸血鬼二人になってしまっている。 眷属だった僕の状態は、確かに人から遠のいているけれど、血は飲まずに今はいられるらしい。 「そうみたいだな……」 ひとまず人間は襲わなくて済む、それがわかって心の底から安心した。 僕たちの様子がおかしかったのか、産屋敷さんが尋ねてくる。 「そういえば先程年号を聞いていたね。 もしかして君たちは本当に、違う年代違う世界から来たのかな?」 すんなり聞いてくれるな?! いいのか、そんな調子で!? 部下のみんなさっきから驚きの連続でもう信じられるかって顔してますけど!? 思わず口が進まなくなる。 だってこんなのオカルトじゃん。 信じている方が馬鹿とか言われてもおかしくない。 「____その、」 進まなかったせいで違う声の方が先に結論を口にする。 「その通りじゃ。 我が主様は本来であれば2000年代、つまり平成出身。 ここよりはるか未来に生きた男。 それに何か問題でもあるのか?人を総べる男子 おのこ よ」 おい。 何普通に口にしちゃってんの周りの人が理解するの放棄して遠い目になっちゃってるじゃん!? 「おい忍!?ちょっとお前何を勝手に」 「_____え?」 なに話してくれちゃってんのかなこの吸血鬼さんは!? ついいつもの癖で幼女時代の名前で呼んでしまった。 こっちの方が言い慣れてるし、いつもこう呼んでたから仕方の無いことだけど。 すると後ろの女性が反応した。 えっ、どういうこと。 キスショットが興味深そうに女の顔を見つめる。 お館様は可笑しそうに笑いながら尋ねる。 「しのぶ、か。 彼女の名前は特殊と言っていたね。 本来の姿が今とすれば、しのぶというのはどういう理由なんだい?」 それの説明もしなきゃいけないの忘れてたー!? 「あー……そうですよね、そこからですよね。 忘れてましたすみません、今から話します。 前置きしておくんですけど少し長くなります。 まずは」 そこで会ったのは一人の吸血鬼との邂逅。 僕が助けた一人の女との物語。 吸血鬼を狩ることを目的にしている三人から奪われたキスショットの部位を取り戻す吸血鬼怪異譚。 そこで出会った羽川やキスショットの話、そしてどうして僕が鬼になってしまったかの経緯を話した。 キスショットの下の名前、ハートアンダーブレードをもじって怪異の専門家、忍野メメが苗字を渡しつつ「忍野忍」と名付けたこと。 詳しいことを知りたかったらぜひ西尾維新作品の「傷物語」を読んでほしい。 メタ発言?聞こえないな!!!! 耳を塞ぎつつ 「つまり、本来なら二人とも人間に近い状態だったと。 それに吸血鬼と言いながらそのキスショットさんは君の血を吸っていたと。 つまり実害は少ないのかい?」 この人話聞いただけで理解したの? 凄いどころの話じゃない。 普通だったら話半分で冗談として聞くものだと思うのに。 実害か。 ないというわけではないが、まぁ実質ほぼないだろう。 「ふん、キスショットと呼んでいいのは我が主様だけなのだがな。 まぁ良い。 答えてやれお前様よ」 キスショットはもう飽きたと言わんばかりにこっちに話を投げた。 いや、その姿ならお前が主なんだし我が従僕って呼ばないの? 気分?あっそう。 「……今まではそうでした。 ですが、今は吸血鬼なので少し人間の誰かから血を分けてもらえれば……まあ嬉しいんですけど。 少なくとも忍……じゃなかった、キスショットが望まない限り、鬼になる眷属作りはしません。 人間が飲み物を飲むように、僕たちは血を飲む感覚です」 そこでキスショットが頭を起こし、発言する。 「じゃが、儂はもう我が主様以降の眷属は作らない作る気もない。 以前は死のうとしていた我が身。 これ以上死ねぬ肉体に悔やむ元人間を増やすわけにもいくまい。 儂はもう、あんな体で永遠に彷徨う眷属は見たくはない。 眷属はこれからも我が主様だけじゃ」 その言葉が少し理解できなかったのかもしれない。 一人、立ち上がった人がいた。 「証拠は」 その言葉に反応し、素直に顔を向けた忍。 「なに?」 先程忍と呼んだ時に反応した女性がこちらに口をはさむ。 「先程までの話は聞きました。 つまり、過去には人間を食べていたということですよね?これまで食べた経験があるというのなら、これから食べないという証拠がありません。 鬼と人が仲良くなれたらいいのにというのが私の口癖ですが、食べた分だけあなたの肉を抉るくらいしないと貴女だけあまりにも、都合がよすぎませんか?」 にこりと微笑んでるが刀に手を置いたままこちらを向いている。 すぐにでも殺すと言いたげな語尾の強さに寒気がする。 僕の周りの女性の方がもっと怖かった分、まだ可愛らしい方だけれど。 ホッチキス口に突っ込んだり腸ぶちまけられてないし。 また、彼らとお館様のお互いへの説得が始まる。 「こら、しのぶ……は少し紛らわしいかな?彼女たちは柱。 最高位につく剣士なんだけど、彼女はその中の毒使いの蟲柱、胡蝶しのぶ。 しのぶ、駄目じゃないか。 そんなこと言ったら」 柱。 最高位の剣士。 えっ、じゃめちゃくちゃ偉い人たちが僕を殺そうと今してるわけ? しかも隊なんだよね? そりゃ例外作るわけにいかないよね、鬼殺す組織なんだから。 「ですがお館様。 そこにいる少年とは別でこれは裁判にかけるべきだと思うのです。 実際何も言えないのならやはり危険ということで斬首では?」 不思議な形の刀を抜いて、こちらに向けながら彼女は告げていく。 待ってほしい、斬首ってなんだ。 いきなり処刑方法を提示されたんだけど。 「産屋敷さん。 斬首、とはどういうことでしょうか。 説明をお願いできませんか」 すると、お館様の口を煩わせることもありませんと口にしてから胡蝶さんが説明する。 「それも知らないんですね。 異世界、違う年代から来たのはどうやら本当みたいです。 私たちの知る鬼の弱点は日光、太陽を浴びた鋼で作られた日輪刀による斬首、藤の花……それによる毒殺だけです。 私は首は落とせませんが、毒でならあなた達を殺せる、これでもすごい剣士なんですよ?」 にこりとほほ笑んでるけど言ってること物騒だな。 なんで仲良くしたいのにこんなに怖い内容なんだ。 というか声が誰かに似ているんだが。 誰だろう。 思い出せない。 っと、違う。 そうじゃない。 「日光、日輪刀、毒……か。 キスショット、僕たちこれ効くのか」 考え込んだキスショットは少し嫌そうな顔をしていた。 今までの経験上苦い思い出があるんだろう。 「日光はともかく毒はわからんよ。 日輪刀もおそらく妖刀心渡りに近しいだろうが、首をはねる程度で死ねるならそもそも儂がさっさと試しておるわ」 おいおい。 やったことあんのかよ。 まぁたしかにお互い明らかに出血多量の戦いして無事だったけど。 キスショットの血の回復力を甘く見すぎていた。 今までも大量に使ってきたけど、半端ないな本当に。 「日光はともかく?君たちは日の光では死なないのかい?」 そういえば日光浴びて落ちてきてここにいるんだっけ。 だから初めは警戒バリバリされてたのか。 さっきから殺気を浴びすぎてよく記憶が抜ける。 「死ねません。 吸血鬼としての生命力が無理にでも生かそうとして、再生と破壊を永遠に繰り返します。 仮に日光の中で放置されると、灰になるまでひたすら繰り返した後に、灰だけが空気中を漂ってまた再生しようと日陰に逃げて、また復活します。 彼女の一人目の眷属も、そうして焼身自殺をしようとして失敗して、キスショットに食われることでようやく死ねたのです」 僕も一回やらかしてから二度と吸血鬼状態のときは外に出るものかと思っていたのに。 そうか、ここの鬼は日に当たったらすぐに死ねるのか。 死にたいとは思わないけど、少しだけ羨ましいな。 そしたら一人目の眷属も苦しまずに死ねたはずだろうから。 キスショットも複雑な顔をしている。 「じゃあ毒……は、千石の蛇で試したか。 一応ギリギリ生きてたな……あの時は本気で死ぬかと思ったけど」 もうあんな思い出は嫌です。 折角高校卒業できたのに。 最後の着納めまで済ませたのに何で制服まだ着てるんだ僕。 蛇と聞いて先程の男性が少し反応していた。 そして、キスショットはなぜか少し怒っていた。 「抗体、血清さえ作れるならこっちのものじゃ。 と、弱点の話どころではなかったな」 待って?嫌な予感がするんですけど。 止めようとした手を、キスショットは優しく両手で包みながら、殺気を剣士に向ける。 「おい人間ども。 少なくとも儂に刀を向けることは許そう。 本来の鬼に対しての怒りは、似て非なるが儂に向けることは仕方ないとこちらもあきらめよう。 人を食うのもとうの昔にやめてはおるが、過去になかったという訳でもない。 それは儂の罪、儂のしでがしたこと。 紛れもなき事実。 じゃが、もし。 もしだ。 何も罪はない儂の主様に刃を向け、殺そうとしたのなら」 どんどん声のトーンが低くなるキスショット。 今まであまり怒ったことの無いキスショットがここまでになるとは予想外なんだけど。 「お、おい?キスショット?」 僕をひとり置いていかないで欲しいんだけど。 「儂は一度主様を失い、そのまま無限の眷属を作り、儂が生きた世界とは違う日本を滅ぼしたとある人物から聞き及んでいる。 今もまぁできぬわけではない。 わかるな?もし主様に害そうとすれば十日でこの世界も滅ぼす。 一人残らず、人でなしの化け物にして、だ。 ゆめ忘れるな。 儂だけが鬼。 主様は被害者のお人好しじゃ。 自分のために鬼になったのではなく、儂を助けるためだけに体を明け渡し、そのまま人を救うためだけに力を使った阿呆じゃ。 一人も殺したことのない、食ったことのないまだ人間側の鬼。 決して殺すな、儂に、昔のように。 違う世界でのことのように、一度主を失った違う世界での儂のように。 人間を二度と殺させるな」 剣士たちは一切動かない。 それも何も言えないから、ではない。 本気だからと分かったからだ。 自分はどうなってもいいが、僕だけは見逃して欲しいと。 それは命乞いではなく、戦争の火種を先に潰したいというキスショットの願い。 己の命を差し出してでも、僕を守りたいという覚悟。 キスショットは僕との約束を今も尚守ってくれている。 お人好しはどっちだ。 さんざん僕の事罵ったくせに。 だけど、僕が死ねばその約束を守る必要はなくなるから。 ああ、言っておかないと。 もし僕を間違いで殺してしまえば、本当にあのキョンシーの世界と同じになるから。 「僕からも、お願いします。 キスショットに何かがあれば、僕はその日に必ず自害します。 自害したのなら、キスショットは僕のいない世界に興味がなくなります。 僕は死にたい訳では無いけれど、だけど、だからといってなんの責任も持たない一般人じゃないんです。 お互いがお互いに、いなくてはいけない存在なんです」 そう、僕は頭を下げて願った。 キスショットは頭こそさげなかったが、僕に体を擦り寄せて、お互いの存在を知らしめたのだった。 「肝に銘じよう。 怪異の王、そして違う世界の元人間……いや、暦。 ちゃんと私の剣士達 こどもたち にも言い聞かせておくよ。 暦という少年に手は出すなと。 けれど。 それでも、血を嗅いだ途端に人に襲い掛からないという証明はできない。 申し訳ないけれど、彼らを納得させるためにも出来ることはあるかい?」 その言葉を聞いて黙り込んでしまう。 出来ない。 だってそう食わなくても済むと思ったら、キスショットはその時にギロチンカッターを食べていたのだから。 「それならば俺が証明しますよ、お館様。 おい、女。 そっちの男じゃなくてお前なら傷つけてもいいんだなァ?」 実弥と呼ばれていた青年が再び立ち上がって刀を構えた。 そしてキスショットに近づいてくる。 「良かろう、好きにしろ。 首をはねるなり、毒を注ぐなり。 元凶である儂であれば異存は元よりない」 ゆっくりと立ち上がったキスショットはすこしずつ僕から離れていった。 「っ、おいキスショット!やめろ!!!」 すると少し体をこちらに向けるように振り返って。 囁くように話しかけた。 「案ずるな。 我が主様。 心配などいらぬよ。 必ず、生きて戻る」 違う。 そうじゃない。 そういうことじゃないんだ。 僕のために命を差し出すなんて、そんなことしないでくれよ。 万一死んでしまったら僕の命だって今日まででいいっていうのに。 二人は隣の和室に入ると、静かに立ち止まった。 そうしてキスショットに近づいた男は、三回ほど切り傷をキスショットにつけたかと思うと、自分の腕を切って目の前に突き出していた。 傷つけられても数秒すれば完治する身体だから、消耗させたいのなら死闘を繰り広げなければならない。 正直、これは効果があるのだろうか。 多分ない気がするけど。 「消耗した状態で俺の血を嗅いで、飲まなかったら認めてやる。 どうだ、鬼の本性を見せる気になったかァ?怪異の王様とやらよォ」 「……」 遠いけれど、五感が少し強化されている僕にもその匂いは届いた。 少しいい香りだとは思う。 思うんだけど。 実際するけど、なんだろう。 このにおいは男が漂わせている……んだよな。 なんていうか、それは。 キスショットも同じことを考えていたのか、首を振って鼻をつまんだ。 「はぁ、何事かと思えば。 儂は我が主様の血で事足りておる。 要らん、というか濃すぎる。 正直ないわ。 どうなっておるのだ、人間。 これまじぱないの、匂いが強すぎて鼻がもげそう」 距離をジワジワ取りながら、さらにこれ以上近寄らないでくれと言わんばかりに手でこっち来んなとアピールする。 さすがに失礼だぞ。 「っな!?鬼が、酔いすらしないだと!?」 キスショットは空いた手を顔の前で仰ぎながら心底イヤそうに男に言い放った。 正直キスショットほどではないが僕も無理だった。 こんな甘いいい香りなのに男がにおわせてるってだけでまず萎える。 気分が。 あくまでも気分がだけど。 お酒の甘い匂いといった感じだが、僕まだ未成年だし。 男はショックのばかり放心している。 臭いというポーズをされたのが余程心に刺さったらしい。 忍者っぽい人がまぁ気にすんなよと励ましている。 本当にうちの鬼がすみません。 「……実弥の血で酩酊すらしないとは。 驚いたけど、証明が無事できたね」 「……」 「深く思い悩むことは無いよ。 落ち込まないで、実弥。 今は少し休んで欲しい。 もう下がっていいよ」 「……はい」 何も言うことなく、静かに下がっていった。 そんなにショックなことだったのだろうか。 本当に悪いことしたな。 青年の手当てを忍者の人たちがしつつ、産屋敷さんはこちらを見据えながら他の剣士たちに説明をしていたようだった。 「彼らの身柄は産屋敷が保障しよう。 しばらくはここで過ごすといい」 なんかすごいことさらっと決まってない? 「いいん、ですか」 鬼を殺す組織なのに、鬼をかくまって。 下の者に示しが付かないってさっき言っていたのに。 「私がいいと決めたんだ。 反対する者はいないよ。 君たちは今回私の客人ということで話を通しておく。 血についてもアテがある。 特に肉を食す必要はないんだね?」 正直僕は人間の食事がしたいです。 なんて言えない。 「ありません。 少し分けていただけるならそれで充分です」 そもそも肉はむしろ頼まれても僕は食べられないけど。 「そうか、ならよかった。 出来れば鬼を退治してほしいんだけど、呼吸はともかく刀は振るったことないんだよね?」 鬼。 鬼退治。 鬼が、鬼を。 呼吸?普通に息をしているだけではだめなのだろうか? 刀なら……。 「刀?ならキスショットが……」 「心渡りか?怪異を斬ることならできるだろうが、鬼まで斬れるという保証はできんぞ。 あまり期待はするなよ?」 あまり使いたがらないが、これからはそうも言っていられない。 できれば使っていったほうがこの世界ではいいと思うんだけど、納得してくれるかな。 「不安なら柱をつかせよう。 だから、一度任務に行ってみてほしい。 成功すればもちろんこちらから報酬として給料も出すよ」 衣食住GET。 これは願ってもない交渉ができてしまった。 再度近くまで来たキスショットの傍によって、手を強く握って顔をちかづける。 「やろうキスショット。 流石に無職はつらいと思ってたんだよ僕。 お金だって。 いいじゃんやろうよ鬼退治!」 「本来であればお前様は人間で、学生であろうが……鬼が鬼退治……はぁ、仕方ないのぅ」 キスショットが僕に甘くてよかった。 キスショットがいなかったら僕本当に生きて帰れなかったかもしれない。 これで話はまとまった。 そのまま産屋敷さんの奥方様が部屋へ案内してくれるらしい。 「少し休憩をとって、それから炭次郎の処遇について決めようか」 後ろのほうで聞こえる話を聞き流しつつ。 そのまま屋敷に入って、案内された部屋で夜まで過ごすのであった。 阿良々木 暦 吸血鬼もどきの人間。 鬼であるキスショットを助けて鬼になってしまう。 春休みの中で何度も死にかけつつキスショットを完全体に戻してから死闘を繰り広げるが、 実際はキスショットが自ら戦いで死んで暦を人間に戻してやろうとしていたのを羽川と一緒に見破った。 だが暦はそれを許せなくて忍野に助けを求め、誰も幸せにならない全員が生き残る方法で終わりを迎える。 卒業して蛇神からも逃れ、吸血鬼リンクを一度切ってある程度人間に戻ったはずなのにしっかり鬼になっていた。 この世界どうなってんのおかしいでしょ。 忍が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい。 忍が明日を生きてくれるなら、僕も一緒に生きる覚悟で共にあろうという相棒魂。 ちなみに彼が殺されるとマジで世界が滅ぶし、彼の彼女さんが全身全霊をかけて彼を殺した犯人を殺しに行くし、泣いた大きい妹が暴れに来る。 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード 忍野忍 人間もどきの吸血鬼。 全盛期の時に体の部位を専門家ハンターに奪われて死にかけたところを暦に助けられる。 無事取り戻してくれた優しい暦を人間に戻してやるために長年の大願の死亡を願う。 だが、全員が不幸になる方法を教えられた暦に死ぬ手前まで吸い尽くされ、吸血鬼の残りかすにされてしまう。 しばらくはドーナツおいしいし許してたけどおい主様この世界なんだ鬼に厳しすぎない?マジ いやな意味で パないの。 暦が死んだなら何をしてでも世界を滅ぼす所存。 語って誰かに受け継いでもらう優しい心なんて今のところない。 主様が生きるなら寄り添うのみ。 心渡りでなんと鬼は殺せます。 だって怪異殺せるから。 鬼舞辻は怪異認定されるのかは謎。 しばらくしたら多分彼女とか委員長とか迷子とか蛇神様とか猿の手バーサーカーとか妹たちとか怪異転がしとか来る。 みんな、暦を守るためだけに来る。 というか最初に呼ばれてるからね。 集結しちゃうんじゃないかな。 [newpage] これからの話のセリフ抜粋 予想。 時間軸を、あえて満遍なくずらしております。 辻褄合わせならお任せ下さい 「前に進むってことは、それだけ覚悟があるってことでしょう。 あなたはもう剣士としては動けないと思ってるらしいけれど、人としてはまだまだ生きていけますし、動けます。 私はそんな状態 とき でも、足を止めなかった、諦めなかった1人の鬼 ヒーロー を知っているんです。 私は何でもは知らないけれど、知ってることは知っています。 さあ、立って。 会いたい家族 ひと がいるんでしょう? 会える時に会わなきゃ、二度と愛した、愛してくれた人と口がきけなくなってしまうんですよ、お姉さん」 「にゃは、にゃはははは。 おかしい、おかしいったらにゃいぜ。 氷使い。 鬼にゃんて生命エネルギーの塊じゃにゃいか。 いいぜ、お前は喰い尽くしてやる。 喰う側と喰われる側、お前はどっちににゃるのか、ここで教えてやろうか?化物さんよぉ?」 「え?……かみ、様? なんで?お酒なんて、禊なんてしてないのに。 なんで、想いを渡してないのに、軽くなってるの、私。 なんで、神様は私にもう用はないんじゃないの」 「かわ、いい? ふふ、ふふふ、あははははは。 おかしいこと言うんだね、鬼のお姉さん。 撫子、思わず笑っちゃった。 そうだよ。 撫子はそう、可愛いんだよ。 可愛いから、こんなことになっても仕方ないんだ、だからね、ごめんなさい。 あなたはもう、いらないや。 くちなわさん、あとはよろしくね」 「やっほー兄ちゃん!!!会いたかったぜこのー!!!突然いなくなりやがって!!!こんな面白い場所でこんな強い男と戦えるんなら真っ先に呼んでくれなきゃ悲しくてあたし泣いちゃうぞ! というわけでそこのお兄さん!今度はあたしが相手だ!一緒に遊ぼうぜ!!!!」 「あっ!こんにちは大食漢のお兄さん。 火憐ちゃんが突然獲物を奪ってごめんなさい。 最近全く運動できなかったみたいで相手が欲しかったらしくて。 しばらくしたら落ち着くので放っといてください。 あっ、見つけたお兄ちゃん!!! ちょっと!!!?妹から逃げるなんてひどいよ!!!信じられない!!!怒っちゃうんだからね!!!プラチナむかつく!!!」 「なんや、えらい元気ええなぁ?そこの狐のお兄やん。 己の武器は己で見極めろいうけど、そのままやと意味もなく訳もなく折れてそのまま死ぬんやないの? まぁ? おどれがどんな価値観持とうと、どんな正義感持とうと勝手やけれど。 _____そんな理想を、他人に押し付けんなや」 「ド派手な爆発音だって?いや、別にそんなつもりは無いけれど。 知らないお兄さん。 そしてこんにちは、久しぶりだね鬼のお兄ちゃん。 久しぶりの会話だけれど、まずはこっちを何とかするね。 さて、これは初めの挨拶がわりだ、受け取ってよ。 私は何も知りませんよ?あなたが知っているんです。 これから、あなたにある方法をお教えしましょう。 どうか決して聞き逃さないでくださいね?」 続きは撫子ちゃんがブチ切れながら破り捨てました。

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